今回、アメリカ西海岸に深夜便で行く際に、前後にあまり余裕のある日程でなかったのと、
旅程自体もツメツメだったので、できるだけ時差ボケしないようにしたい!と思ったのですが、あまりそこに触れた旅行記はなかったので、一応学生時代に体内時計の研究をかじっていた私が書いてみようと思います。
以前アメリカに行ったときは時差ぼけについてあまり考えずにいってしまったので、現地ですごくつらい思いをしたのですが、
今回はこの方法で、時差ぼけに一切悩まされることなく現地でハードな旅程をこなし、帰国したその日から普通に生活に戻ることができました。
自己流ですが、方法をシェアしたいと思います。
今回のフライト情報
往路:羽田 22:55発 → LAX 16:45着
復路:LAX 0:05発 → 羽田 5:00着(+1日)
どちらも深夜便です。
普通に考えれば、深夜便だから寝れるだけ寝りゃいいじゃん、になるわけなんですが、
特に行きの場合、日本時間のまま次の日まで持ち越してしまうと、次の日の日中起きているのはかなりツライ。。
というのも、サマータイムのロサンゼルスは日本と16時間時差がある(サマータイム時)ので、ロサンゼルスの朝8時は日本時間の夜中12時、ロサンゼルスの昼12時は日本時間の朝4時というかなりツライ時間なのです。
翌日の朝から二日間、アナハイムディズニーで遊び倒す予定のわたしにとっては死活問題なので、最短で現地時間に合わせる方法を考えました。
もくじ
1.出発2週間前から現地時間に合わせに入る(却下)
通常、時差に完全に対応するには、自然に任せると2週間ほどかかると言われています。
なので、時差に対応する正攻法としては、2週間くらい前から、徐々にロサンゼルス時間に合わせて生活するという方法が考えられます。
日本にいるときに睡眠時間を17時〜24時にしておけば、ロサンゼルス時間で夜中1時〜8時に睡眠するということになります。
ので、会社から帰って速攻寝る!という生活を2週間続けることができれば、ロサンゼルスに行ってからノー時差ボケで初日から行動できます。
しかし、お気付きの通りこれはかなりハードルが高い方法です。
2週間飲み会などの夜の予定を入れられない、そもそも直帰したところでいろいろやることあるし17時に寝られない。
致命的なのは、深夜便の場合、出発当日、ちょうど空港に向かう時間が睡眠時間に当たるということで、せっかく合わせても結局直前に乱されてしまいます。
ということでこの案は早々に却下。
次の、飛行機の中だけで調節する方法に挑戦することにしました。
2.機内で全力で現地時間と思い込む(採用)
長期戦が無理だということので、超短期決戦で体をLA時間に合わせにいきます。
ずばり、機内から、何があろうと現地時間と思い込むということです。
馬鹿っぽいですが、もう短時間で合わせるならコレに尽きます。
出発時間である羽田での22:55は、ロサンゼルスでは朝です。
深夜便だからといって、ここからがっつり寝てしまうと、
次の日以降、朝になっても「いまは寝る時間」と体が認識してしまうので、
起きているのが大変辛くなります。
なので、できるだけ機内では、電気を消されても、
周りがほぼ全員寝始めても、いまは日中なのだと思い込んで起きていました。
手元灯を付け、スマホの画面は明るめ設定です。
(周りの方には迷惑にならないように注意)
私は資格の勉強をしてましたが、はげしめの映画とか見てると眠気も気にならないんじゃないでしょうか。
(ゆったり系の映画とか音楽はNG)
自分が好きで眠くならないような動画とかを用意しておくのも良いと思います。
・・・とはいっても単純に寝不足で体調崩してしまっては意味ないので、
どうしても起きていられないくらい眠くなったら、少し寝ました。(寝たんかい)
でもそれでも合計して3時間も寝ていないかなと思います。
あくまでも気持ちは「昼寝」「仮眠」です。
機内まっくらですけど!
とにかく思い込むことが大事です。
機内食もしっかり食べます。
その時に、食事内容にかかわらず、バナナとサンドイッチだけでも「これは昼食だ!!」と思い込みます。
よく時差ぼけ対策として、寝たい時は炭水化物、起きておくべき時はたんぱく質、みたいな方法を見るので、機内食の中でそういったものを選んで食べるのも有効かもしれません。
私は基本食べたいものを全部食べる方式でしたが・・・
このような涙ぐましい(?)努力の結果、無事「若干寝不足の日の夕方」のテンションでLAに降り立ちました。
そこからアナハイムに向かう車の中で若干眠くてまた寝てしまいましたが、それも30分以内。
ホテルにチェックイン、近くで買い物など済ませた後、
遅めの夕食もしっかり食べ、現地時間午前1時に就寝。
日本時間であればまだ17時なので、眠たい時間ではないのですが、
寝不足気味なので、しっかり寝入ることができました。
翌朝
翌朝はディズニーランドのアーリーエントリーのため、6時起き!
でも、スッキリ目覚めることができました。
さらに、すぐにバルコニーに出て太陽光を浴びる!!
とはいえ朝早くてまだまだ暗かったのですが・・・
その後、アーリーエントリーのため外で日光に当たることができたのもよかったのか、無事、現地2日目朝から時差ぼけ一切ナシですごすことができました。
夕方眠くなっちゃったりするかな、と心配したのですが、そんなこともなく。
一般的にヨーロッパ行きよりもアメリカ行きのほうが時差ぼけがキツイといわれていますが、その後の旅程でもまったく時差ぼけなしですごすことができました。
帰り
帰りは、乗るのが現地時間で夜中、着いたら日本の早朝なので、なんにも気にせず、
「これは長い夜!!」と思い込んで、寝れるだけ寝ました。
夜中に機内食も配られたのですがまったく手をつけず。
そのために、空港ラウンジでそれなりによるご飯は食べておきました。
「もったいない」お化けと戦うことも、時差ぼけ対策としては重要かもしれません・・・
しかし、おかげで日本についてからも時差ぼけなくすごすことができましたよ!
時差ぼけしない!ポイントのまとめ
1.【最重要】機内では、常に目的地の現地時間を意識して行動する。
現地の昼間にあたる時間のフライトであれば、できるだけ出発地が夜中だったとしても、起きておくべきです。
ただ、カフェイン等の過剰摂取などで無理やり起きておく、睡眠導入剤で無理やり寝るなどは、普段からそういった薬に慣れている方なら良いのですが、そうでない場合、思った以上に効きすぎてしまって逆にツライという方もいるので、オススメできません。
昼間時間なのにどうしても眠い!という場合は、「昼寝」「仮眠」と思い込んで、どうしても眠い時間だけ寝てください。
また、できるのであれば、事前にイメトレしておくべきです。
たとえば目的地の夜時間に飛ぶ場合は、機内食で起こされないように、空港で事前に食事を済ませておくなど対策ができます。
「機内食食べないのはもったいない」などの考え方は捨てるのがポイントです。
2.現地の朝一番に、日光を浴びる
よく知られていることですが、動物の体内時計は、光刺激が目に入ることで「朝」と認識し、リセットされます。
スマホのライトなどでも良いのですが、やはり日光の情報は大事です。
バルコニーがあるホテルであれば、現地で過ごす初めての朝はぜひバルコニーに出て「朝だ!!!」と全力で感じながら日光を浴びてください。
ホテルの朝食を窓際でとる、少し朝散歩するなどもとても有効だと思います。
3.現地では眠くても昼寝しない
よく、「眠いから昼間にいったんホテルに帰って寝る」なんてことをしちゃう方がいますが、これは絶対NGです。
それをやったら最後、時差ぼけがもっとひどくなります。
つらくても、現地の夜まで我慢してください。
できるだけ眠くならないような楽しい予定を旅程の最初のほうに入れてしまうのも有効かもしれません。
いかがでしょうか。
よく知られてる方法もあったかと思いますが、
一番つらいといわれているアメリカ行きでも、
この方法でいっさい時差ぼけなくすごすことができたので、ぜひお試しいただければと思います。
ではでは~