ベネチア港から出航するMSCシンフォニアに乗ってアドリア海・エーゲ海クルーズに出かけました。
その際、最初に一番気になっていたのが、列車の到着駅であるベネチアのサンタ・ルチア駅からスーツケースをどう運べば良いのか?ということです。
今回、ベネチアのサンタ・ルチア駅から船のキャビンまでスーツケースを運んでくれるサービスが2019年9月現在、運用されていることを確認しましたので、その場所や方法についてご紹介したいと思います。
おまけで、ローマ広場での手荷物預け場所、それから短時間ベネチア観光もご紹介します!
ベネチア港へのアクセス
まず、ベネチア港へのアクセス方法を紹介したいと思います。
ベネチア港へのアクセスは下のリンクに説明があるので参考までに。
ベネチア港はサンタルチア駅よりも西側、運河に隔てられた場所にあります。
このベネチア港へは、大きく分けて2通りのアクセス方法があります。
タクシーで行く場合
ベネチアならではのことなのですが、一度列車などでベネチア本島に入ってしまうと、
ベネチア港は運河によって隔てられているので、車でのアクセスはできなくなってしまいます。
なので、飛行機や列車でベネチア港に向かう場合は、空港から、もしくは「メストレ駅」という本島への橋を渡る手前の駅でタクシーに乗り込む必要があります。
そこからだと、本島への橋から分岐して、港にタクシーでアクセスすることができます。
前泊でメストレ駅周辺に宿泊されるという方は一番面倒のない方法かと思います。
公共交通機関で行く場合
もう1つは、ローマ広場からピープルムーバー”People Mover”と呼ばれるモノレールで港に向かう方法。
ピープルムーバーで1つ目の駅”Marittima”で降りると、そこが港の入り口です。
シャトルバスまたは徒歩で、それぞれの船へとアクセスが可能です。
なので、ローマ広場までアクセスできれば、タクシーを使わずとも自力でたどり着くことができます。
ローマ広場へは、サンタ・ルチア駅から徒歩でアクセス可能なのですが、その途中にはかなり大変な階段のある橋が・・・
ここを大きなスーツケースを持って越えるのは、かなりの体力自慢以外はお勧めしません。
今回、列車の終着駅であるサンタ・ルチア駅まで行ってしまうとタクシーで港にアクセスすることができなくなってしまうので、
大きなスーツケースを抱えた私たちは、メストレ駅からタクシーでアクセスする他ないのかなと考えていました。
ですが、色々と調べていると、サンタ・ルチア駅からMSCクルーズのキャビンまで手荷物を配送してくれるサービスがあるということを知り、
さらに直前にMSCから送られてきたクルーズチケットにも同様の記載がありましたので、その記載を頼りに、今回はサンタ・ルチア駅でそのサービスを利用してみることにしました!!
サンタ・ルチア駅からの手荷物配送、場所はココ!
ベネチア、サンタ・ルチア駅の「1番ホーム」に、手荷物配送の預かり所はあります。
1番ホームの中ほどに、カバンのマークの標識があるので、そこに行くと、このような受け付けがあります。
ここは一見通常の手荷物一時預かりに見えますが、クルーズ客対象に、キャビンへの手荷物配送サービスも請け負っています。
MSCクルーズのほか、コスタクルーズのロゴも表示されていたので、コスタもここで受け付けているのかもしれません。(未確認)
朝8時半過ぎでしたが、既に受け付けは開始されていて、行列ができていました。
ほとんどが通常の一時預かりを利用する人のようでしたが、係員にMSCクルーズの荷物タグを見せると、すぐに理解してくれました。
「荷物1つあたり10ユーロ」「ここで預けたら船のキャビンまで届くこと」をイタリア語っぽい英語で説明してくれました。
この時、MSCクルーズから事前にPDFで送られてくる手荷物タグを1つ1つちゃんと取り付けてから預けてください。
タグにはキャビン番号や名前など必要な情報が入っているので、これがないとキャビンまで届けられません。
現地でもホッチキスなどは借りられますが、自分で持っていくか、あらかじめタグに両面テープをつけておくと便利でした。
隣のレジで荷物1つあたり10ユーロを支払い、預けました。
控えももらいましたが、特に使うことはありませんでした。一応保管。
これでスーツケースを引っ張ってクルーズターミナルまでいく必要がなくなりました!
ローマ広場での手荷物一時預かり場所
キャビンまで持って行ってくれるサービスは1つ10ユーロとそれなりのお値段だったので、節約のため、手持ちのボストンバッグは、後ほどクルーズターミナルに向かう際に通るローマ広場で一時預かりを利用することにしました。
ローマ広場の手荷物一時預かり場所は、ローマ広場の奥の方、ピープルムーバーの駅にあります。
サンタ・ルチア駅方面から着くとすぐには見えず、割と奥の方、ピープルムーバーの乗り場の近くまで行かないとわからないのですが、”Left Luggage”のマークが目印です。
ここで、1つの荷物につき3時間で5ユーロで預けることができました。
ちなみに土日限定ですが24時間だと7ユーロのようです。大きさによる違いは特になさそうでした。
お支払いは受け取りの時とのこと。
ちなみに、ピープルムーバーの駅を通り過ぎて、モノレールの線路の下側にももう1つ手荷物預かり所がありました。
ベネチア観光
クルーズの乗船手続き開始時刻までは時間があるので、3時間でベネチアプチ観光。
ローマ広場からは、リアルト橋やサン・マルコ広場方面に向かうヴァポレット(水上バス)が出ています。
チケット売り場で1回券(75分間有効らしい)7.5ユーロを購入し、ピッとして乗り込みます。
2番ヴァポレットはグランドカナルを進む人気路線なので人もいっぱいですが、とてもお勧め。
さすがベネチア!!!
どこを向いてもいい景色です。
リアルト橋で下船。
リアルト橋からの景色を彩度上げ目(というかポップアートモード)で撮ってみましたー
可愛いー
(クリックで拡大)
その後、サン・マルコ広場まで徒歩で移動。
写真を撮ったり、ショッピング等も冷やかしているうちに、関西から自力でたどり着いたMy母と合流。
今回の旅の参加者5人が無事揃いました。
少し早めですが、ローマ広場に向かって戻ることに。
同じ路線だと面白くないので、海側の広い運河を通る5.2番のヴァポレットで戻ることにしました。
5.2番だと、最初に乗った2番のヴァポレットとはローマ広場挟んで反対側に到着します。
ピープルムーバーの線路が見えます。
ローマ広場で預けていた手荷物を受け取って、ピープルムーバーへ。
ピープルムーバーはクルーズ船に向かう人でチケット券売機が大混雑!!
もし可能であれば、混む前にチケットを買っておいたほうが無難かもしれません。
チケット券売機が混みすぎて律速となり、ピープルムーバー自体は満員になることなく発車。
1つ目の駅で降りて、MSC SINPHONIAの表示を頼りにテクテク徒歩でターミナルまで向かいました。
スーツケースがあったら大変だっただろうと思うと、10ユーロは安かったかも。
記載の時間よりは早く到着しましたが、既にチェックイン手続きは開始していて、行列ができていました。
無事乗船口までたどり着くことができました。
スーツケースは無事届きました
その後、乗船し、昼ごはんを取り、避難訓練も済ませ、出港した後になりましたが、無事2つともキャビン前にスーツケースが届けられました。
部屋に入れて写真を。
届いたのは出航後だったので、届かなかったらどうしようとヒヤヒヤしましたが、無事届いて何よりです。
同じようにサンタ・ルチア駅からベネチア港のクルーズターミナルにアクセスしようと考えている方のお役に立てばと思います!
MSCクルーズ内の記事はまだ続きます。
それではまたー