ANAのプレミアムエコノミー(略してプレエコ)が特典航空券でも発行できるようになったり、ANAプレエコに少し注目が集まってきているような気がしているこのごろです。
最近就航したホノルル線のA380(カメのやつ)はたーくさんプレエコ席があるようですが、一般的な路線だと、だいたい2-3列だけなんですよね。
そこで、気になるプレミアムエコノミーの最前列と最後列、どっちが快適なの?という問題について、今年に入って両方乗る機会があったので、比較してみました。
座る席によって、同じプレミアムエコノミーでも結構違いがあると感じたので、搭乗レポートしてみたいと思います。
プレエコ最前列
プレエコの最前列はビジネスクラスのすぐ後ろ、パーテーションを隔てているので目の前は壁です。早速写真と共に、良いところと悪いところを紹介していきましょう!
最前列の良いところ
1.とにかく足元が広い!広い!
これは本当に実感しました。
身長170cm超の私が足を目一杯伸ばしても前の壁に当たらないくらい広いです。
エコノミーの最前列も広いとは思いますが、これは感動の広さ。
プレエコにしてよかったと思う瞬間かもしれません。
とはいえ、すぐ前にはビジネスクラスが見えているので、そっちのよさの方が気になるかも笑
2.前がパーテーションなので狭くなることがない
前は壁なので、リクライニングで倒れてくることがありません。
なので飛び立ってもずっと足元と目の前の広さは変わらない!
なので窓側に座っても余裕で通路に出られる!
(通路側にいても起こされることがない)
これが最前列の一番のメリットかなと思いました。
お隣が同行者なら良いのですが、そうでない場合、窓側でも通路側でも出入りは気を遣うところですよね。
プレエコ最前列であれば、足元も目の前も広いので、通路側の人を起こすことなく窓側の人が出られるので、お互いにストレスフリーだなと思いました。
最前列の悪いところ
一方で、他の列にはあるのに最前列にはないものもいくつか。
そういうものを紹介してみます。
1.フットレストがない
他のプレエコ列にはあるフットレストが最前列にはありません。
足を少しでも上げておきたい方には気になるところかも。
ただレッグレストは座席側についているのでそれで良いという方もいるかもしれません。
2.離発着時にモニターが使えない
モニターが座席の横に格納されているので、離発着時は使えません。
意外と離発着って時間とられるので、ここでも映画見たいという方にはデメリットになるかも。
3.USB充電も離発着時はできない
ユニバーサル電源ポートは使えるのですが、USBポートはモニターにくっついているので、モニターと同じく離発着時は使えません。
最前列に座るときは、USBケーブルだけでなく、ACアダプタも機内に持ちこむと便利です。
4.背面のポケットがないので収納に困る
プレエコの席は、前の座席の背面に上と下の2ヶ所にポケットがあるため、眼鏡やアイマスクなど、機内でつけはずしするようなものやスマホを入れておくことができて地味に便利だなーと思っていました。
しかし、最前列は目の前の壁の足元に、機内誌等が入るポケットがあるだけ。。
機内快適に過ごしたい星人の私としてはこれはマイナスポイントでした。
5.離発着時に足元に荷物が置けない
多少膝上に抱えているぶんには特に注意はされませんでしたが、前の座席下がないので足元に置くことはできません。
これも結構めんどう。
6.リクライニングを思いきって倒せない
これはメンタル次第かもしれませんが、やはり後ろに人がいるため、全開で倒すのははばかられます。
プレエコ最後列
一方で、エコノミー席のすぐ前、プレエコ最後列についても良いところと悪いところをご紹介します。
最後列の良いところ
1.後ろを気にせずリクライニングを倒せる
後ろのエコノミー席との間にはパーテーションがあるので、後ろの人を気にせずリクライニング全開にすることができます。
後ろのパーテーションが近いので全開にできるのか?と不安になりますが、十分倒せましたよ!
2.ポケットたくさんあるので収納自由自在
エコノミー席にはない、上の方についている浅めのメッシュポケットがとても便利で、めがねやコンタクトケースなどをいれていました。(ビールが気になる画像ですみません・・・)
3.離発着時からモニター、USB充電使える
深夜便のときに特に威力を発揮するのですが、さっさとスマホ充電して寝たいとき、水平飛行に入るまで待つの面倒なんですよね。
気づいたら寝ちゃってるとかもあるあるだし。
乗ってすぐつないじゃえるのは便利です。
最後列の悪いところ
1.最前列に比べると足元はせまめ
エコノミーからプレエコにアップグレードする人のほとんどが、広い足元に魅力を感じているとすると、最後列だとその違いは感じにくいかもしれません。
特に長身の方、足の長い方は最前列のほうが、よりプレエコの満足度は高くなるように思います。
2.前の人が倒してくると多少の圧迫感あり
前に人がいるので、どうしてもリクライニングされると多少の圧迫感はあります。
もちろんエコノミーよりだいぶ余裕はありますが、これもプレエコのありがたみを感じにくくなってしまうポイントかも。
3.窓側の人が通路に出るには通路側の人を起こす必要あり
窓側の方が通路に出たいときはスペース的には通路側の人に一旦たってもらう必要があります。
そうなると、家族や友達でない場合は辛いかなと思います。
まとめ
こういうひとは最前列がおすすめ
- 機内グッズ持ち込みがそんなにない
- 一人旅やビジネスのため、人を起こしたり起こされたくない
- 足が長い
こういうひとは最後列がおすすめ
- 機内便利グッズを持ち込むことが多い
- 家族旅行もしくは友達との旅行で、隣に声をかけるのに抵抗がない
- 水平飛行まで映画見るの待てない!
・・・とまとめてみました。
わたしは、いまのところ友人や家族旅行のときは最後列、一人で乗るときは最前列にしようかなーと思っているところです。
ちなみに、真ん中列については、どちらのデメリットもあるという感じなので、最前列も最後列も空いていない場合の選択になるのかな、と思います!
それでも言うまでもなくエコノミーより快適ですけどね!
ANAは、これからマイルでのプレエコ予約も始まりますので、ぜひぜひ参考にしてみてください!
それではー