【Day1 出航】2023年GW横浜発着クイーンエリザベス1歳子連れ乗船記

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かなり時差での投稿になりますが、2023年のGWに、1歳の娘をつれて8泊9日のクイーンエリザベス号の旅に出かけてきましたので、当時書いていた旅行記をお届けしたいと思います。

小さい子連れでのクイーンエリザベス乗船記は多くなく、私も行く前は不安が大きかったので、同じような方の参考になればいいなと思います。

それではどうぞ!

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Day1:乗船日

大黒埠頭ターミナルへ

指定されたチェックインの時間は15-16時、ということで、
両親ともに午前中に残った仕事を片付け、昼過ぎに家を出ることにしました。

出航は横浜港の大黒埠頭客船ターミナル。
元町・中華街駅近くの山下公園から無料のシャトルバスが出ていますが、
都内からだと一旦元町・中華街まで行くのも時間がかかるし、
娘の昼寝時間にもかかるので、シャトルバスよりもタクシーでのアクセスが便利と判断。

地図で見て一番大黒ふ頭までの距離が短そうな、京急の生麦駅からタクシーで向かうことにしました。

生麦駅はエレベーターがある方の出口から降りるとタクシー乗り場等も見当たらなかったので、GOアプリでタクシーを配車。
7分ほどでタクシーは到着し、生麦駅からは15分ほどで客船ターミナルまで到着しました。
タクシー料金は2500円でした。

乗船手続き

客船ターミナルに到着したのは14時半ごろ。
まずは手荷物を預かってもらいます。
事前にMy Cunardでオンラインチェックインをして、荷物のタグを印刷しておいたので、それを荷物の数だけ係の方に渡すとホッチキスで止めてくれました。

その後、娘はターミナルのトイレでオムツ替え。
ターミナルは船ごとに設置されているプレハブのような簡易的な建物でしたが、トイレは綺麗で多目的トイレにおむつ替え台もありました。

そうこうしているうちに時刻は14:50ごろになっており、乗船手続きエリアへの入室ができるようになりました。
まずは入口でウェルカムドリンクのフルーツウォーターをいただきます。

初めに健康チェックです。
当時はコロナ禍最後の対応ということで、下記3点の提示が求められました。
・ワクチン3回以上の接種証明書(1歳の娘は不要)
・陰性証明書(抗原検査の場合は24時間以内の検査結果がわかる写真)
・健康チェック表(その場で記入。シャトルバスで来る方はバス内で記入)
元々は、Visit JAPAN Webの登録済み画面提示も必要と言われていたのですが、ちょうど4/29以降は提示不要と変わったタイミングだったため、提示しなくて良くなりました。

続いて、チェックインに進みます。
ここでは下記の提示です。
・パスポート
・ボーディングパス(事前にMy Cunardから印刷)

既にオンラインチェックインの際に、顔写真と決済用カードを登録していたので、改めて登録することは特にありませんでした。
ただ、夫は正面ではなく少し斜めを向いた写真で登録していたため、その場で撮り直しとなりました。
とはいえ、娘もちょっと斜めの写真ですが「これは、まぁいいか!」てな感じだったので、係の方のさじ加減ではあるかと思います。

そしてセキュリティチェックへ。
空港のような手荷物のベルトコンベアと金属探知ゲートを通します。
預けなかった手荷物と、身の回りのもの全てを通すのですが、ベビーカーどうするんだろうと思ったらそのままスルーでした。
それは大丈夫なのか・・・?

特に問題なく、通過できました。

いよいよ乗船

乗船手続きを無事に終え、ついに乗船です。
乗船手続きをした客船ターミナルの建物を出ると、大きな船体が目に飛び込んできます。
風がとっても強い中、簡単に写真撮影を終え、乗船口に進みます。

クイーンエリザベス号の選手

ここで、再度先ほどチェックしてもらったボーディングパスを提示。
船内に進みます。
お部屋の準備ができているのか心配だったのですが、そのまま部屋に向かって良いということで、お部屋へ。

エレベータに乗っている途中で「そういえばクルーズカードは???」となったのですがとにかく部屋へ向かいます。
ここでいきなりプチトラブル。
隣の母の部屋には、部屋の外にクルーズカードの入った封筒が置かれていたのですが、私たちの部屋にはない!?

これじゃお部屋に入れない・・・と途方に暮れつつ、とりあえず母の部屋に娘を預かってもらい、他の様子を見に行ったところ、やはりクルーズカードが置かれていない部屋は私たちの部屋だけのよう・・・
ということで、歩いているクルーに声をかけたところ、マスターキーで部屋を開けてくれました。
で、クルーズカードはというと、部屋のデスクの上に置かれていました・・・
そんな凡ミスある・・・!?

いきなり不安になるスタートでしたが、とにかくお部屋に入れて安堵です。

お部屋の紹介はまた別記事にて。

まずはベビーカーや手荷物を置いて身軽になります。
そして部屋にある書類を一通りざっとチェック。

日本発着クルーズなので、ほとんどの書類が日本語対応です。
本当にありがたい・・・!

ですが、またここでトラブル。
トラブル、というか仕方ないことではあるのですが、ダイニングチケットを確認すると、
夕食の時間が19:45からの2回目の回に指定されています・・・
娘が1歳であまり夜更かしができないので、夕食は1回目(17:45)を希望していたのですが、1回目の希望が多かったのか通らなかったようです。
しかし、このままだと夕食の間に娘の就寝時間(21時)を過ぎてしまいますし、
そのために毎回折角のメインダイニングでの夕食をパスしてビュッフェで済ますというのもあまりにも勿体無い・・・

なので、とにかくまずは夕食の時間の変更を相談するためにレストランに向かうことにしました。

夕食までバタバタ!

乗船してお部屋に入ったのが15時過ぎ、そこからレストランに向かったのが15時半ごろです。
ブリタニアレストランの前に着くと、女性が立っていたので、夕食の時間を変更したい旨尋ねると(英語)、
「それは今日の夕食の時間にきて相談してくれ、今日の時間は変更できない(要約)」とのこと。
冷たい返答に怖気付きつつ「小さい子供がいるので1回目に変更したい」旨伝えたのですが、
「託児もあるよ」的な返答で、にべもなく断られる始末・・・

そもそも、船内の案内に「夕食の時間について相談したい方は14ー16時の間にレストランに来てください」と書いてあったから来たのに、あまりの対応・・・
今から考えると、あの女性はレストランに何の権限もない方だった気がしています・・・

とにかく話にならなかったので、一旦諦め、もう1つのタスク、キッズゾーンの見学に行くことにしました。

デッキ10にあるキッズゾーンに行くと、ティーン向けの部屋とキッズ向けの部屋に分かれており、キッズ向けの部屋で話を聞くことになりました。
娘の歳(1歳8ヶ月)を伝えると、基本的にキッズ向けゾーンは2歳から向けとのことで、保護者が1人一緒ならばプログラムへの参加は可能だが、娘1人での参加は不可とのこと。

ちなみに夜の託児についても聞いてみましたが、2歳以下の場合は20時以降はクリブ(ベビーベッド)のある部屋で一人で過ごすという対応となり、スタッフが10分に一度安全を確認しにいく、ということでした。
要は放置・・・?
元々、実際に託児サービスを利用することはあまり考えていなかったのですが、これで可能性はゼロだなとなりました。
欧米的にはアリなんですかね、寝てない子を一人で寝室に放置(安全確認はしつつ)。

ただ一つ収穫が。
キッズゾーンに日本語対応のスタッフがいたので、「希望と異なる2回目の夕食にアサインされてしまった」ことを相談してみると、「ブリタニアレストランの2Fは自由席なので、17:45に行ってみると良い」と教えてくれました。
指定席は3Fで、2Fは全てオープンダイニングになっているので、席さえ空いていれば大丈夫とのこと。
(なんでさっきのレストランの前にいた女性はそれを教えてくれなかったんだ??)

そうこうしているうちに気づけば時間は16:00。
16:30までに避難訓練を完了しなければなりません。
とは言っても、避難場所でクルーズカードをピッとしてもらうだけの簡易版。
他のクルーズでは、しっかりライフジャケットを持参して皆が集まるまで解散できない、というガチ避難訓練も経験していたので、かなり拍子抜けでした。(子連れにはありがたい対応)
また、娘用のライフジャケットは、後でお部屋係の男性が持ってきてくれました。

そうそう、16時過ぎにお部屋に戻った際、お部屋係のグレンさんが挨拶してくれました。
笑顔が素敵な優しい方で、旅行中ずっとお世話になりました。

夕食17:45チャレンジ

さて、2Fが自由席であることを聞きつけた私たち、17:45にブリタニアレストランに行ってみることにしました。
とはいえ、娘が長い行列を待てるとも思えなかったので、母に先に行ってもらうことに。

すると、17:35に母から席が確保できたとの連絡が。
しかも、メートルD(レストランの支配人)と直接交渉して、今後の指定席も確保できたとのこと。
何はともあれよかった!!
母の英語力(というかコミュニケーション力)に感謝です。

どうしてもアサインされた時間だと都合が悪いという方は、初日のレストランオープン時間にとにかく行ってみて、メートルDに相談するのが一番良さそうです。ダメもとで。

というわけで、娘連れでのフルコースディナーの始まりです。

詳しくは別記事に記載しますが、娘は基本的にとりわけ+パウチ幼児食 の組み合わせでなんとか乗り切っていました。
初日はメニューにリゾットがあったので、それと親のご飯の付け合わせを食べていました。

また、初日なので、大人はワイン6本セットを発注。約300ドルです。
注文すると6枚綴りのバウチャーを手渡され、それをディナーの際には持ってくるように言われます。
1本注文するごとに1枚ずつサインして回収される仕組み。アナログ。でもそれが安心だったりする。
6本のワインは最初に決めなくても、開ける時に決めるのでOK。
そして1日で1本飲み切らなくても、次の日にまた飲むこともOK。
ワインを飲む人間が2−3人いれば、十分お得なセットだと感じました。
アルコール飲み放題プランは、1人1日70ドルくらいするのですが、意外とお酒もそれほど高くない(ビールはハーフパイントなら3.6ドル)ので、飲み放題は元が取れないと判断しました。

この日は景気良くスパークリングワインで乾杯することにします。

ご飯も、量が多過ぎて食べきれないということもなく、とっても美味しかったです。

クイーンエリザベス号の最初の夕食

娘は、お絵かきやパズル、シールを駆使して遊んでいましたが、メインが終わったあたりで我慢の限界が来たため、デザートを頼んでいない私が一足先に部屋に連れ帰ることにしました。

でもそれでも本当に1時間半以上大人の食事にお利口に付き合ってくれて本当に感謝感謝です。

お風呂・就寝

部屋に帰った頃には20時前になっていたので、娘は入浴。
これも別記事に記載しますが、固定式シャワーは本当に1歳の入浴には向かない・・・!
しかも時間帯によってはお湯が出ない(かなりぬるい)というおまけ付き・・・
後で聞くと、初日のみどの部屋でもお湯が出ない時間帯があったようで、何らかのトラブルだったようです。
かなり劣悪な環境で娘をお風呂に入れ、なんとか就寝に持ち込みます。

そんなこんなしてたら気づいたら出航していました。
出航予定時刻は22時となっていたのに20時台にはもう動き出していました。
出航といえばド派手なパーティか何かがあるとばかり思っていたのでそれもびっくりw
バルコニーにふと出た時に水飛沫を上げて船が進んでいたので思わず「えっっ!」と声が出てしまいました。

横浜出航を噛み締めることができなかったのを惜しみつつ娘の寝かしつけに戻りましたが、
持参したドリームスイッチ(読み聞かせプロジェクターのようなもの)のおかげもあり、なんとか就寝できました。

クイーンエリザベス号の中で無事に就寝できた娘

親も疲れたので早めにシャワーを浴び、翌日の朝食ルームサービスを注文して、就寝。

翌日は終日航海日です。

続く・・・